胃痛・腹痛・胸焼け・吐き気・血便が出る・便秘・お腹の張りは、胃潰瘍や胃がん・食道がん、大腸がんなどの重い病気のサインかもしれません。
当院は、早期発見のため各種内視鏡検査を行っています。患者様が内視鏡検査を受ける上で一番気になれるのが痛み・不安です。現代の胃の検査については、新しい検査設備と、医師の経験によって痛みの少ないない検査が可能となっています。
大腸がん検診は、便潜血検査と大腸内視鏡検査があります。便潜血検査は、肉眼的には異常を認めない便に潜む血液の有無を調べる検査です。便潜血検査の検査結果で潜血陽性となった場合は医師に相談し、大腸内視鏡検査を受けることになります。
大腸の内視鏡検査というと、やはり痛みが気になるという方が多いようです。しかし現在は、医師の技術と最新の検査設備によって、痛みはほとんどなく受けていただけるようになっています。当院で検査を受けた方のほとんどが「思っていたよりずっと楽だった」とおっしゃっています。女性の方も安心してご来院ください。
内視鏡検査でポリープなどの病変を見つけた際、検査を行いながら、病変を摘出することが出来ます。これを内視鏡的治療といいます。大腸の病変は、胃の病変とくらべて、放置するとがん化する可能性が高く、小さいうちにすべてを取り除くことが望ましいとされています。大腸ポリープの場合は、外来で、日帰りで内視鏡的治療が出来るケースが多いです。
痛みが心配という方もいらっしゃると思いますが、実は内視鏡的治療でポリープを切除する際、患者様に痛みはありません。また、切除後も痛みはなく、若干の制限はありますが変わらず日常生活を送れますので、安心して治療をお受けください。
平成29年10月から世田谷区では、胃がん(内視鏡)検診がはじまりました。当院では苦しくない胃の内視鏡検査を受けることができます。50歳以上の世田谷区民で助成対象となる方は、胃がん検診費用助成制度を利用して胃の内視鏡検査を受けることができます。ぜひこの機会にお役立てください。
胃の内視鏡検査とは、細くてやわらかいスコープを、口や鼻または肛門から挿入して内部を観察する検査です。口や鼻からの挿入では食道、胃、十二指腸、また肛門からは大腸の内部を見ることができます。もし異常があった場合には、生検といって粘膜の一部を採取して病理検査を行い、良性か悪性かを判断します。内視鏡検査では、かなり早い段階でがんを発見することができます。
ピロリ菌の感染が続くと感染範囲が「胃の出口」の方から「胃の入口」の方に広がって、慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)が進行します。この慢性胃炎が、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには血液疾患など、全身的な病気などを引き起こすおそれがあることが明らかになってきました。特に胃がんの原因になる事が判明し、感染の有無をチェックすることが重要になっています。
日本人成人の3人に1人は痔と言われ、痔は日本人にとって大変身近な病気の一つです。痔の痛みや出血はとても辛いですが、ほとんどの人が誰にも相談せず一人で悩み、痛みがひどくなるまで肛門科を受診しません。肛門科は進歩しており、今では切らずに薬で治るケースが多くなっています。
おしりの症状に、自己判断は禁物です!おしりから出血があり、痔と思って肛門科を受診したら、実はがんだった。ということもあります。まずは不安を早く取り除くためにも、お気軽に受診してください。
痔は「日本人の3人に1人が痔持ち」といわれるくらい身近な病気です。痔の症状は大きく3種類に分かれますが、なかでもっとも多く、全体の60~65パーセントを占めるのが痔核(いぼ痔)です。
いぼ痔は比較的男性に多く、飲酒や仕事上の過労が原因とみられます。一方、女性のいぼ痔は、妊娠や出産で悪化すると考えられます。裂肛(切れ痔)は便秘が関係しているため、やや女性に多く、痔ろうは男性に多くみられます。
実はクリニックを受診しても、いぼ痔の治療は、生活習慣の改善やお薬かジオン注射で済んでしまう方がほとんどです。ですが長い間放っておいて痔が悪化していると、手術が必要になるケースもあります。症状に気づいたら、迅速に診察を受けることをおすすめします。
痔を、“切らずに、排便習慣のコントロールで治す”事が重要なのは言うまでもありません。しかし、医学的にみて、手術を含めた何らかの処置をする以外に治療法が無い場合もあります。
入院が必要な場合もありますが、大抵は痔の日帰り手術が可能です。当院では毎年約300件の痔の日帰り手術を行っています。肛門科を専門とする私自身が、かつて痔ろうになり手術を受けた経験から、痔の手術に対し強いこだわりを持ち、機能温存を重視しできるだけ切らずに治療を行っています。
ジオン注射とは、いぼ痔を切らずに注射1本で治すという画期的な痔の治療法です。別名、ALTA療法(アルタ療法)とも言います。脱肛を伴ったいぼ痔(内痔核)でお悩みの方にとっては、画期的な治療法と言えます。従来なら手術が必要と判断されたケースでも、ジオン注射による治療を行って手術と同等の効果が得られた症例もあり、その効力が証明されています。
痔は、普段の生活で気をつけていれば、ある程度、未然に防ぐことができる病気です。また、ジオン注射・手術をしても再発する可能性は、ゼロではありません。完治後に、完治前と同じ生活習慣を続けると、悪化したり、再発したりするということに繋がります。
痔の辛い痛みや、痔の治療を避けるためには、生活習慣を気を付けて、痔を予防することが大切です。当院では、痔の検査や治療だけでなく、予防・生活習慣改善のアドバイスなども行っております。「痔を予防したい方」や「症状が軽い方で悪化を防ぎたい方」も、お気軽にご相談下さい。
内科系疾患全般を幅広く診ることを基本としています。風邪や頭痛・腹痛などの体調不良から、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病、胃腸の病気などを総合的に診療します。特定健診や各種予防接種も行っております。
あなたの体のことで、何かおかしいと感じた時・健康のことについて何か気になることがある時は、お気軽に受診下さい。
代表的な生活習慣病には、糖尿病、脳卒中、心臓病(狭心症や心筋梗塞)、脂質異常症、高血圧、肥満などがあります。生活習慣病の発症リスクや、総合的な健康状態を知っていただくため、特定健診診査も実施しております。どうぞご利用ください。
頸動脈とは、脳に血液を送る首の血管です。首の血管の様子を、超音波を使って簡単に画像で見ることができる検査です。これにより動脈硬化の早期発見や進行具合や血管年齢がわかります。
動脈硬化が進行すると、脳出血・脳梗塞・心筋梗塞といった命にかかわる病気に繋がります。ストレスや喫煙、肥満・運動不足は動脈硬化を促進するといわれています。検査は数分程度の簡単なものです。痛みもありませんし、リラックスして受けて頂けます。